2006年07月15日
ボクの番台さん 2
ちょっぴりエッチなラブコメディー(本番なし)。
浪人生の主人公が銭湯で住み込みのバイトをすることになって、そこの大家が美人で、ついでに裏にある看護学生寮の学生もやってきて・・・
・・・っていう設定らしいけど、1巻読んでないからわからんw
とりあえず30分くらいで読める軽いテンポのマンガ。
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2006年04月20日
シンクロニシティ
最近は桜井亜美モード。
幻冬舎 (2000/10)
売り上げランキング: 261,511
桜井亜美の作品はいくつか読んだけど、どれも儚く脆い少女の心の描写が巧い。
はっきり言ってどの作品もテーマはそればっかりだし、しかも結局性愛に依存するっていうパターンばかりのような気もするけど、でもその少女の心理描写が、まるで薄いガラスでできたバラの花びらのように、あまりに美しくて透明で綺麗でそして危なげなので、ついついそこから目が離せなくなってしまう。
親を亡くし、初体験の相手の行方がわからなくなった喪失感から愛することを恐れるようになってしまった、ヒロインの瑠璃/angelが生きる灰色がかった世界の「アンバランスな平衡」が、現実とも非現実ともつかない感じで。
そして精神病を患う姉・涼美の純粋さと、終盤で現す秘めたる強さも印象的。
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2006年03月03日
脳血管救命センター物語
最先端の現場で活躍中の現役医師による原作のマンガ。
原作がプロのマンガ家ではないのでストーリー的には平凡だけど、プロの医師なので内容がリアルなだけでなく、医学的にハイレベル。
専門用語も解説なしだし、本物の診断画像が使われているし、参考文献(雑誌論文)も挙げられているし、出版社が医学本の会社だし、マンガのくせに定価高いし、これは素人向けではなくて完全に本職向けの作品だな。
そこそこ面白かったし、専門知識があればもっと面白く感じるんだろうなと思った。
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女子高生 Girls-High 1
がーるずはい、その1。
これバカっぽくてエッチっぽくておもしろいですなあ。
久々に新刊買ったわ。中古だけど。
こういうの読むと、高校時代もっと楽しめばよかったなあって思わずにはいられないね・・・。
絵柄からの先入観とは裏腹に、ハジケ度が由真<絵里子なのがよい。
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2006年02月28日
わたしがあなたを選びました
穢れなき魂からのメッセージ。
著作権的に微妙だけど冒頭の一部を引用。
あなたたちが仲睦まじく結び合っている姿を見て、
わたしは地上におりる決心をしました。
きっと、わたしの人生を豊かなものにしてくれると感じたからです。
汚れない世界から地上におりるのは、勇気がいります。
地上での生活に不安をおぼえ、途中で引き返した友もいます。
夫婦の契りに不安をおぼえ、引き返した友もいます。
拒絶され、泣く泣く帰ってきた友もいます。
あなたのあたたかいふところに抱かれ、今、わたしは幸せを感じています。
なかなかいい詩。
それに添えられたイラストも、シンプルながら味があっていい。
子どもは親を選べないとか、親は子どもを選べないとか言うけど、子どもは親を選んでこの地上に降りてくると信じたいし、また親が子どもを選ぶなんてことは決してあってはいけないと思うね。
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2006年02月18日
読むだけ小論文 1
小論のネタ本。
小論文の「書き方」については一切触れていない。
それよりもお前、まずネタがなきゃ書けるモンも書けないだろ、というコンセプトらしい。
そりゃそうだ。
いわゆる大学入試頻出テーマについて広く触れられている。
小さい本にたくさんの話題が詰められているので、深くは掘り下げられてはいないが、時事についての論点や問題点を簡潔にまとめてあるので○。
小論文を書くためというわけじゃなく、単に今の世の中で問題とされていることを軽く知っておきたい、って人にも向いている本だと思った。
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2006年02月16日
Dr.コトー診療所 1~10
1~10巻がセットで売られてたので一気読み。
最近めっきりマンガ読まなくなったけど、これはなかなか面白かった=興味深かった。
憧れとかじゃないけど、何かこの作品の中に今後の人生についての大きなヒントがあるような気がした。
あ、やっぱ憧れるかも・・・美人ナースとの二人三脚の日々(*´д`)
そういえや昨日ちょうど、たまたまつけたテレビで医療報酬大幅引き下げのニュースがやってた。
いわゆる診療所での初診料や再診料が引き下げになるらしい。
逆にいわゆる大病院では引き上げ。
なんでも、「風邪とかのちょっとした病気は診療所へ」っていう大病院と診療所の棲み分けを実現することが目的なのだとか。
でもこういうことすると、辺地医療の不活性化や敬遠がますます進行しちゃう気がするんだけどなあ。
辺地医療従事者って何かと負担が大きくなりがちだから、診療報酬に地域格差(辺地>都会)をつけてもいい気さえする。
そういやこの作品、セットで売られてたから10巻完結かと思いきや、まだまだ続いてるんじゃんか!
まいったな、新しいのは安く売られてないし・・・でも読みたいし・・・。
誰かくれないかなあw
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2006年01月31日
御開帳
結構前から途切れ途切れに読み続け、昨日の帰京中に電車の中でようやく読み終えた本。
若菜さん(30代)とまひるさん(40代)による、手紙のやり取り形式でのセックス談義。
2人とも性的好奇心が旺盛すぎ。そそられる男がいたら自分から誘いかけたり、アッシー君(←死語)やセフレを5人も6人もキープしてる30代40代の女性なんてホンマにおるんかいな・・・いや、意外といるんだろうなあ。自分が知らないだけで。
この本、すべてのページに関連語句がいくつもちりばめられているのでなかなかデンジャラス。人前ではうかつに読めない。それが、読み終えるのに異様に時間がかかった最たる原因。
まあ、勉強にはなったな。こういう世界もあるんだなあ、と。となると、たまに出会い系スパムメールの中に入ってくる「逆援交」ってのも、案外なくもない話だったりして?
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2005年12月31日
再受験生が教える医学部最短攻略法〈2006年版〉
こういう系の本って前からよく見かけるけど1度も読んだことなかったんで(和田秀樹のは何か1冊読んだ気がする)、どんなこと言ってるんだろうと思って、なんとなく読んでみた。
まあ、たいしたこと書いてないな。他人を批判しておきながら自分も同じようなこと言ってたり。
こういう本書いてる人って、医学部に入ってその後どうなってるんだろうね。ちゃんと医者やってるんだろうか・・・。
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2005年12月18日
2ちゃんねる住人はばかじゃない
なぜかあえて「2ちゃんねらー」って言わないのな。
まあ要するにいくつかのスレの一部をピックアップしただけの本なんだけど、それなりにまとまっていて面白かった。変な用語集とかマンガとかもついてて。
「2ちゃんねる」っていうだけで敬遠する人は多くて、それは確かに2ちゃんねらーの多くは電波だからしょうがないんだけど、2ちゃんはそんなに浅いシロモノじゃない。一見くだらないやり取りの中にもたまにすごく機転の利いた切り返しがあったりして、ハッとさせられることがある。まあ全体としては結局くだらないんだけど。軽妙な言葉のやりとりってモノが好きな自分にとっては、2ちゃんねるはとても刺激的な場だ。
それから、専門系の板はかなり深い。たとえば学問系の板ならかなり高度な議論が展開されていたりするし、音楽系の板なら異様にマニアックな知識が書かれていたりする。こういう板の存在を知っていると、2ちゃんをくだらないと即断することは決してできないはずだ。バカと2ちゃんは使いよう、ってとこか。
あと、この本は03年の発行なんだけど、流行っている言い回しなんかが、自分が深入りしていた02年とも、そして今とも違っていて、その変遷がなんとなく興味深かった。
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2005年11月30日
FIREFLY
今日読み終えた本。
最近好きな作家である桜井亜美と、最近興味を持っている写真家である蜷川実花とのコラボ作品。2人ともリアルなというか生々しい作品をつくる方なので、そのコラボレーションであるこの作品の世界もリアリティの高いものになっている。
小説。出だしから尊属殺人、そして逃走生活の中での集団詐欺行為、パーティで知り合った男の彼女である植物人間の春霞との出会い。さすが桜井亜美というべきか、始終重いテーマが続く。ただ、殺人や詐欺は重いだけでなく「黒い」テーマでもあるはずなのに、黒いどころかむしろ天使のような「白さ」だとか「透明感」といったようなものを感じた。それはたぶん、14歳という設定と、春霞に対するピュアな感情によるものだと思う。話全体がそれこそ春の霞のように、美しくもどこか儚い雰囲気に包まれていた。ちなみに、詐欺グループのメンバーとして登場するヘアメーキャップアーティストのWaniって名前、今回の撮影のヘアメイク担当者から取ったようだ。
写真。背伸びした女の子、という主人公Yuriaのイメージをうまく映像にできている。気取って大人びた様子の場面もあれば、あどけなさをあらわにしている場面もあり、作品の世界とよくマッチしている。モデルにはそれくらいの年頃のMAOっていうコを使っていて、もちろんモデルも適役だったけど(最後の方の、河のほとりでの儚げな横顔は、それだけでもこの本をとっておく価値があると思えるほどよかった)、こういう女独特の表情っていうのは、写真に撮らせたら蜷川実花の右に出る人はいないだろうなあと思った。少なくとも男性の写真家には難しい気がする。やっぱりたぶん、女のことは女の方がよく知ってるわけだから。
桜井亜美と蜷川実花。どっちもしばらくは目が離せない。
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2005年11月28日
その場しのぎの英会話
さっき東海道線の電車の中で読み終えた本。
阿川佐和子がアメリカで生活していた頃のことを綴った、いつもの軽い感じのエッセイ。
やっぱ言葉って生き物だから理屈だけでは説明できないところは多いし、あとは使ってナンボ的な部分も大きいよなあ。
あー、自分がどこまでやれるか試してみたい…。放浪の旅にでも出たい気分。思い描く行き先はなぜかアジアか東欧だけど。あ、北欧もいいな。
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2005年11月27日
個室の中の女優たち
いま読み終えた本。
30人のソープ嬢の本音。時代背景は違えど、この業界に足を踏み入れる動機としては、やっぱりお金というのが一番多いようだ。自分ももし女に生まれていたらこの仕事に手を染めていただろうなあ。いろんな意味で。
古い本なので、90年代の様子が思い出されて面白かった。「PHSの料金が高くて親に取り上げられたのにムカついて、援交やって携帯買った」とか。ていうか、あの頃から援交ってあったのか・・・。同級生の中にも2,3人くらいはいたかもしれないな。
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ヌカカの結婚
15日頃に読んだ本。
様々な昆虫の「性」の形態を擬人的に表現した絵本。「ヌカカ」は蚊の一種。
環境に応じて性を変化させたり、交尾中にメスがオスを食べてしまったり、精子をすぐに受精させずに体内に蓄えておいて必要なときが来たら使ったり、本当に驚くべき性のかたちがたくさんある。絵も綺麗だし、わかりやすかったし、面白かった。
あとがきかどこかにも書いてあったけれど、昆虫の世界じゃ(たぶん動物の多くについても)乱交が普通なんだよな。それに比べると、一夫一婦制やら倫理やらを持ち出して乱交をタブーとしている人間は不自然極まりない。そう考えると、人間はもっと性について解放的になってもいいはずだ、と思わずにはいられないけど、やっぱりそれは違う気もする。うーん。
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2005年11月05日
たった3ヵ月で英語の達人
今読み終えた本。
短期集中で英検1級と通訳ガイド試験に合格したプロによる体験談。
まず、親は子供に留学の費用を出すな、ってのには同意。語学留学とか言って1,2か月外国に滞在する人って身の回りにたくさんいるけど、その中の何人が本当に英語の運用力を伸ばして定着したかっていう。本当に行きたければバイトでもして自分で工面するはずだしな。そして、それくらいのモチベーションがあって初めて、海外滞在経験というものが役に立ちうるのだと思う。
逆に、海外へ行かなくても国内で英語力をつけるためにできることはいくらでもある、ということ。単語を気合入れて覚えたり。文法を確認したり。よく「英語なんてアメリカやイギリスに行けば小さな子供でも話してる」なんて言うけれど、自分たちが"ちゃんとした"日本語を話せるようになるまでに何年かかったかを考えてみれば、それは馬鹿げた発言以外の何物でもないことはすぐわかる。いやむしろ、20数年日本語を使ってきてもまだまだ完全とはほど遠いというのに・・・。子供のような純粋さも失ってしまっているし。
そこで登場するのが「文法」。これは、母国語以外の言語を効率よく理解し使えるようになるために考案された人間の知恵だ。そして、大人にしか使うことのできない武器でもある。言葉自体はもちろん「文法ありき」であるはずはなく、文法なんてものは所詮人間が後からつけたこじつけや屁理屈に過ぎないといえばそうなんだけど、これによって、本来なら純粋な吸収力を持ってしても何年もかかってしまう言語の習得というものを、ほんの数年でやってしまうことが可能になる。そういう意味で、外国語を学ぶ際には、その言語の文法=ルールを先に押さえておくことは正解と言える。それさえわかってしまえば、あとは語句を置き換えるだけでいろんなことを表現できる。
実際自分が英語を教える立場になって半年くらい経つけど、その中で実感しつつあるのが、外国語の習得には3つの大事な要素があるということだ。その3つとは、文法の知識、語彙力、そして構文(決まり文句)の知識。構文の知識が必要な理由は、決まり文句では文法が破綻したり語彙の本来の意味とは離れた使われ方をしたりすることがしばしばあるからだ。この3つをしっかり身につければ、「読む」・「書く」には十分だ。他に必要なものは、「聴く」には慣れ、「話す」には度胸。
ちなみに、上の文法の話を留学準備中のある人にしたら、「じゃあがんばる」と。受け売りだけど、俺の信頼度が上がりましたよ。ありがとう志緒野先生。
国内で多少やれることをやってしまったら、あとは外国へ飛び出すのみ。いくら準備万端とはいえ、いざとなると自分の言いたいことをちゃんとした英語で表現することは難しいものだ。でもそういう「ちゃんとした」なんてのは最終的にはどうでもいい。問題は、言いたいことを伝えることができるかどうか、ただそれだけだ。要はコミュニケーション能力の問題。いつか、それもそう遠くないうちに、自分を試してみたいと思う。どこまでやれるのか、どこまで通用するのか、を。
この本は面白かったしためになったな。他人の経験を自分のものにできる、というのが読書の1つのメリット。しばらくは英語に関する本をもう数冊読んでみよう。
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2005年10月29日
キャバクラの教科書―ナンバーワン・キャストになるための43の実践テクニック
さっき100ページくらいまで読んだけど手放すことになった本。
これはなかなか面白かった。またどこかで発見したら続きを読みたいもんだ。
キャバクラの客には次の4タイプがあるらしい。
1) キャバ嬢とセックスしたい人:若い男に多い
2) 癒されたい人:疲れた中間管理職に多い
3) キャバ嬢の成長を見守りたい人:余裕のある年配に多い
4) 元気になりたい人:年齢を問わず
キャバ嬢って一緒に酒飲んで話すだけかと思ってたけど、場合によっては同伴でホテルに行ったりすることもあるのか。それって風俗嬢ですやん。まあ大差ないか。
それぞれのタイプの客に対する接し方、みたいなものが書かれていたけど、そういう柔軟な対人スキルはどんな仕事でも求められる。話の引き出し方とか、それの持って行き方とか。特に優れたスキルを持っているキャバ嬢に学ぶことはある意味大正解だな。自分も今は接客業的なことをやってるから痛感してるけど、人間って本当に十人十色だから、それぞれの人に合った接し方をするのってなかなか難しい。こればっかりは場数をこなすしかないんだろうなあと思う。
そういえば大学の頃同じ学科に元キャバ嬢ってのがいたっけなあ。2,3回しか(しかもそれこそ二言三言しか)話さなかったからよく知らないけど、飲み会の席で見てたら確かに話が上手そうだった。そして、なにやら同じ学科のもっさりした医者の坊ちゃんをつかまえてて、ああなんだかリアルだなあ、と感じたのも思い出した。
ホステスの本、キャバ嬢の本、と続けて読んだけど、同じ水商売でも全然違う世界だな。お水の世界もまた奥が深そうだ。
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売れっ娘ホステスが「一流ママ」になる方法
25日深夜、寝る前に読み終えた本。
最初のほうは、一流のホステスに求められる礼儀作法が挙げられていた。これはホステスに限らず、きちんとした身のこなしができるようになるためには誰にでも使える知識だった。TPOをわきまえ、そして相手を立てて、ってことだね。
その後は、「ママ」として店をやっていくためのノウハウ的なものがずっと書かれていた。つまり経営(資金繰り)と運営(ホステスのコントロール)。結局どんな分野であれ、自分の店を持つには、ただ情熱があるだけじゃやっていけないんだよな。全体の金銭の動きと管理、そして従業員の教育や扱いなど、店全体を俯瞰することができる力がないと。これがあるかどうか、あるいはこれを身につけることができるかどうかが、自分の店を持てるかどうかの境目なんだろうな。
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2005年10月22日
「もえつき」の処方箋
10月17日早朝に読み終えた本。
こういう本を手に取るって時点で「もえつき」のプロセスが始まってる気がしなくもない。
実際、「もえつき」が起こりやすい職種の1つとして、今やっている仕事も挙げられていた。
他人と接し、相手のための行動ばかりをとっていると、自分のために割くことのできる心の余裕がなくなって、それで「もえつき」に至るようだ。
こういうバランスをとるのって、頭ではわかってても、現実はいろいろな強制力のためになかなか難しいもんだ。
記憶が曖昧だけど、だいたい次のようなことが書かれていた。ような気がする。全然違うかも。
「手に余る大きさの問題を抱えてしまったときは、身近なこと(≒自分)にだけ、そして現在のことにだけ目を向ければ、扱える大きさになる。」
大きなものを小分けして処理しやすくする。なんだかパケット通信みたいだなあ、と妙に納得した一節。
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2005年10月12日
千の風になって
さっき読み終えた本。
新井 満
講談社 (2003/11)
売り上げランキング: 1,492
原作の"A Thousand Winds"は、9.11同時多発テロで父親を亡くした少女が一周忌で読み上げたり、IRAのテロで亡くなった青年が遺した手紙に書かれていたり、マリリン・モンローの二十五周忌で朗読されたりなど、アメリカでは超有名な詩らしい。
生の儚さや無常などをうたった詩は多いけど、この詩のように「死者の立場で」うたわれたものは、少なくとも今までに目にした記憶はない。深遠で、そしてそれでいてなぜか明るくさえある。
この本は作詞・作曲家であり写真家でもある新井満が、この詩の日本語訳を何枚かの写真に乗せてみたり、メロディに乗せてみたりといったことを試みている。歌のほうは実際に聴いてみないとわからないけど、とりあえず写真がとても綺麗だった。それだけでも持っている価値がある1冊だと思う。今回は残念ながら手放すことになったけど。
Do not stand at my grave and weep;
I am not there, I do not sleep,
I am a thousand winds that blow.
I am the diamond glints on snow.
I am the sunlight on ripened grain.
I am the gentle autumn's rain.
When you awaken in the morning's hush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circled flight.
I am the soft stars that shine at night.
Do not stand at my grave and cry;
I am not there, I did not die.
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2005年10月10日
天使の巣
8日深夜に読み終えたマンガ。秋の夜長は読書に限る。
桜沢 エリカ
祥伝社 (2001/02)
売り上げランキング: 201,632
雰囲気が暖かい。そして読後感がすこぶるよい。扱ってるテーマは失恋や浮気といった重いものもあるのに。なんていうんだろう、若干の気だるさを引きずりながらも淡々と進んでいくというかそのテンポのよさが心地いいのかも。
桜沢エリカの絵は表情が繊細で豊かだ。最近この人のマンガにハマりかけ。
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ぽっぷんLOVE!
8日深夜に読み終えたマンガ。
「やや成人向け」マンガ。
これは坂本真綾の会報に目を通した後に続きを読んだんだけど、そしたらその話のヒロインの名前がなんと「真綾」で複雑だった。この作者、もしや真綾ファン?
まあ、高校時代(&大学時代)にもっといろいろやってみればよかったと思わざるを得ないね。別に変な意味じゃなくて。
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2005年09月28日
推定恋愛
昨日寝る前に読み終えた本。
森 浩美 ほか
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2002/06/20)
売り上げランキング: 667,496
作詞家・森浩美と漫画家・望月玲子のコラボレーション作品。超短編の小説にイラストが添えられている。5編収録されているけど、どれも暖かくて読後感がとてもいい。こういうの読むと恋したくなってくるな・・・。
森浩美の同名の本は以前に読んだけど、それとは関係ないみたい。
イラストが綺麗だった。望月玲子の漫画を見つけたら買いかも。
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